お祓い・除霊の感想文
お祓い・除霊 感想文|40代 男性
俺は世間的に言えば、一般人でなくハグレ者です。そんな俺が、何故にお祓いと笑われても仕方がありませんが、現実なんです。
若い時から喧嘩だけでなく、盗みや騙しや脅かしや嘘を吐きながら生きて来ました。思えば、泣き喚く赤子を叩いたこともあれば、真夜中に相手の家に入り込み騒いだこともありました。世間の、嫌われ者でした。
相手には厳しく、己には甘くの風来坊でした。それが祟ったのか、定職のも就けずハグレ者の知人しかいない世界で過ごしていました。こんな俺が、お祓いとはお笑い種なんです。
背中に入れた刺青も、今では何の勢いも無く崩れた絵になっていて、人様に見せれるようなものでは無くなり、オドロオドロしたモノにもなっていました。気付けば、歳も半世紀を過ぎ初老になり始めています。世間様からのお助けも無く、死んで行くのかと思うと遣る瀬無いだけです。
お祓いを受け今は改心していますが、俺には獣の悪霊が入り込んでいたと聞き、自分の恥ずかしい有様がそのまま住み付いたのではないかとさえ思いました。己が、嫌になりました。
思い出せばお祓いを受けるまで、金縛りや魘されて布団から起き上がる連日で、憔悴しきっていた毎日だったのでした。このままでは、独り死んで行くだけと思い込んでいた当時でした。俺のような者でも、拾ってくれたのかとさえ思える世間に感謝して、今後は人様から後ろ指を刺されない生活と行動をとりたいです。
意味不明の痛さに魘され、もがき回っていた独り部屋で、天井を見て涙したことが忘れられないのですが、まさかのお祓いで人生を変えるべく現在が出来たので、今後は努力していきたいです。
天光寺でのお祓いでは生き神様がいると感じ、今後は仏門での勉強をしたり、何らかの修行することも考えてます。