体験修行の感想文・体験談
体験修行・滝行 感想文|40代 女性
今回、会社の年間行事に「修行」とだけ書かれており、初めてのことですし、緊張と不安でドキドキしていましたが、皆様のおかげで修行に集中することができました。ありがとうございました。
“お寺”自体は、幼稚園がお寺だったこともあって、少し懐かしい気持ちもありました。
お百度参りは、写真で見るより過酷な環境で、正直なところ始まる前まで「辛そうだ・・・」と言う意識でいっぱいだったのですが、いざ始めてみると不思議と辛くなかったです。
とは言え、辛かったのですが、この修行の目的、意味を考えると耐えることができました。
後半、足の裏が痛みましたが、頑張って走り、大きな声で唱え、伝わるように、伝わるようにと思いを込めました。
外に出た時曇っていたのに、始めの挨拶をした直後に晴れたことが「みて下さっている!」といる気がして感動しました。
滝行は、水の冷たさに息が出来ず、御宝号も口に出てこず、一瞬どうしようと思いました。
しかし、滝にあたり続けると逆に落ち着いた気持ちになり、気付いたら五分経過していました。
滝の流れはこんなにも激しいのに、滝つぼの水は優しく、途中暖かさを感じた気がします。
終わってから、気持ちの変化が顔にも出ていたようで、周りからも言われました。
確かに滝行前と後では、世界が百八十度変わったような(言いすぎでしょうか?)何とも言えない清々しさと、これからの日々を力強く生きていけそうなパワーをもらいました。
時間があれば、二日目もまた入りたかったです。今度はどんな気持ちになるのか・・・。
写経。これはとても良い経験でした。一文字一文字に集中し、ゆっくりと時が流れていく感覚です。書いている間、不思議と何も考えずに、まさに無でした。
最後に仰っていた「魂がこもっている」と言うのは、こういうことかと納得でした。
ご住職様のお話では、明日より生きる力をもらいました。と、同時に、色々な意味で「良い人」になろうと思いました。
忙しい、忙しいと毎日駆け回って周りが見えていなかったなと思います。
人を思いやり、穏やかな心で過ごしていきたいと思いました。
そしてご住職様のように、優しくも厳しくもある(更に、お料理が上手い)そんな人間になります。
神様も見ていてくれるのでしょうか?
二日目、スッキリと目が覚めました。
瞑想をしていると、何も意識していないのにサーカスのようなにぎやかな人々がたくさんいるような絵が頭に浮かび、それが段々と真っ白な絵に変わっていき、最後にはガラスのような澄んだ無色の絵になり、とても落ち着いた気分になりました。とても不思議でした。
そして特別に読経もさせて下さりありがとうございました。
二日間、お世話になりました。きっと一泊二日では入門中の入門なのでしょうけれど、とても貴重な二日間でした。
また来ます。ありがとうございました。