体験修行の感想文・体験談
体験修行 滝行 瞑想 30代 男性
私は、俗にいうニートでした。会社で侮辱された事がきっかけで、辞めてしまってからはずっと家にいます。パソコンに向かって1日が終わってしまいます。両親は高齢で特に私には何もいませんでした。
あるとき、珈琲が飲みたくて喫茶店に入りました、そこで隣のグループの話を聞いて私は、天光寺に行くきっかけになったのです。隣のグループはだいたい、30代後半の男性でしたが、同級生のようでした。
内容は、子供が11歳と3歳の子供がいて、がんでその友達が亡くなったそうなのです、亡くなる何日か前に会いに行った時には、やせ細ってしまい、泣きながら、まだ死にたくないよ!!!と言っていたそうです。もう一人の方の話もしていて、その方はどうやら、仕事もせずに親にお金をもらい遊んでいるそうです、どうして不公平なんだろうと話していました、まだ死にたくない、頑張って仕事がしたい、子供と遊びたい、これもあれもしたい!と思っている人が病気になって亡くなってしまったのに、仕事もしないで親に迷惑をかけて、遊んでいる奴は時間の無駄遣いをしている、いつか罰が当たるよなどの内容でした。
話を聞きながら、私自身もそうだ!!と思いながら聞いていましたが、ふと、自分のことを思い、なんだか恥ずかしくなり、店を出ました。帰ってから、私ももしかしたら、明日死んでしまうかもしれないと、考えた時、何かをやらなければいけないかもと思い始めました。仕事探しよりも、まずは、自分を変えたいと思いました。
天光寺の修行はきつかったです、今まで何もしないで、家にいたので歩いているだけで、息切れはするし、足は痛くなるしで、もう帰りたかったです。ただ、明日死んでしまうなら、このくらいは、という変な力が湧いてきて乗り切ることが出来ました。住職の話にも心が震えてここで人生やり直そう!!!と決意が出来ました。
仕事を初めて今は両親も大事にして、今日この日を大切に生きています。母は私が仕事をはじめてから、しばらく朝ごはんの時に泣いていました。うれし泣きです。今まですごく心配かけていたのだと思いました。
これも天光寺に行って、自分が変わることが出来たからだと感謝しています。また、時間を作って行きたいと思います。初心の心を忘れたくないので、宜しくお願いします。