体験修行の感想文・体験談
体験修行 滝行 宿坊 30代男性
今回の一泊二日の修行体験で学んだ事はたくさんありました。
まず、あいさつの作法から教わって一般的な企業的なあいさつでは無くその中でも丁寧な言葉使いで仏教的な世界での言葉使いというものを学べて良かったです。
また、修行の中での基本の合掌や礼の形をしっかり学べたのでとても良かったです。
お寺の独特な礼儀や宗派など色々な知識を学ぶことが出来ました。
次に食事に関して、先生の手作りのご飯はとてもおいしかったです。肉と魚を使用しない料理であれほどまでにご飯が進むことは今まで無かったと思います。
最終日のお昼のパスタは最高でした。ありがとうございました。ごちそうさまでした。
修行についても沢山学びました。
三禮は今回の体験修業ではサクッとしかやりませんでしたが、機会があれば是非もっとハードな修行をしたいなと思いました。
お百度参りについても後半は少しばてましたが、将来の自分をイメージしながら取り組みました。
正直こちらも次回タイミングがあえば、企業研修のようにフルのヴァージョンで体験してみたいと思います。
滝行については先生から、「今日は天気がいいから水もあたたかいよ」と聞いていましたが、現地について水を触った所、心の中で「終わった」と思っていました。
自分は後半の順番だった為、他の人達をみていて「南無大師遍照金剛」のかけ声がみんな変になっているなと思ってみていましたが、よくよく自分で考えてみたら、あまりの寒さで声がおかしくなっているんだと思い、自分の番が周ってくるのが怖かったです。
実際やってみて、滝に入る前の頭に水をかけた時点で、アッ無理かも、と思いましたが、実際やってみて本当に冷たい!心が折れそうになりましたが、しっかりかけ声をだし、やがてなにも感じない不思議なゾーンに入った気がします。
今回一人三分という幅が設けられていたため、こちらも次回良きタイミングで行けたら、同じくらいの時期にまた来て、更なる記録更新ができたらな、と思います。
その後に行った写経について久々に書道の道具を使用するのに戸惑いました。
すずりを使用して、墨汁を作るというのも初めてでしたが、無心になって溶かしてました。
筆の使い方と、元々字が汚い方なので、時間がかかってしまってクオリティーもあまり良くない出来映えでしたが、後半につれて、コツをつかむことが出来て、字一つでも一つ一つこなしていくことで、スピードや精度というものが養われていくものなんだと、改めて気付かされました。
また夜の先生のお話も色々聞けて良かったです。
仏教の始まりについてのお話など大変おもしろかったです。
朝早く起きて、一泊の体験の方達と、まずはお寺の中のお掃除でした。こんなに広い中を掃除機をかけるので大変でしたが、効率よく動く為には、どのコンセントにさすかなど、色々考えながら立ち回れた気がします。
朝食が終わり、腹式呼吸や声出し、そして瞑想の時間に入りました。
瞑想の時間は、無心になることが目的ですが、座っている間の足や腰の痛さに耐えられずいつまで経っても無心になる事は出来ませんでした。
しかしこれは自分でも出来ることなのでやってみたいと思っています。
その後の写仏についても昨日同様墨から作成して業務に取り掛かりましたが、やはり一番仕上がりが汚いし遅かったのでそれが残念です。
写仏は細々としたところはムズかしかったですが、おもしろかったです。
最後にヒーリングを見させて頂きましたが、先生の気の力で楽になっていく人を見て、ものすごく神秘的だなと思いました。
私は今回体験修業を通して自分についてわかった事はまだ精神的肉体的にも自分に弱さがあると思いました。基本の姿勢もまともにでるし修行の後半眠くなったり飽きてしまう場合が自分の中で少しあったのかなと思いました。
しかし、いやだと思う事もいやがらずに取りかかって達成あることを今後意識して行っていき、今までの自分の考え方を変えて良い習慣を作り、今後のビジネスに活かしていければと思います。