30代 体験修行 男性
二日間、貴重な体験が出来て身が引き締まりました。今まで名前を聞いたことがある程度の知識でしたが、空海、真言宗に触れ教えを頂くことができたことが自分にとって、学びとなりました。この学びを常に念頭に置き仕事に家庭に向き合っていきたいです。
私の中の変化がいくつかありましたので記していきます。
一つ目は、色々考え過ぎていた自分を客観的に捉えることが出来る機会となったことです。般若心経や瞑想などを通して、悪いものを吐き出して軽やかになったと感じます。それは身体というよりかは頭です。思考がクリアになり、あれこれ考えていたんだなということを気づかされました。
二つ目は真心を持って何かに打ち込んだり、誰かと接していたかという事を改めて考えさせられました。接客業をやっている手前、所作だけつくろって心がともなっていなかったと日々を内省することとなりました。仏様に向かう態度、礼節を教わり、対人関係に通ずる部分を大きく感じました。これを「初心」と定め、社会の一員として再スタートしたいと思えました。
最後三つ目は、自分を認める事の大切さです。認めるというよりかは受け入れるでしょうか。この修行で他者の幸せを祈ることを行いましたが、私自身がどうなっていきたいかということを滝行などを通して考え、祈りました。この機会は貴重でした。普段出来ない体験を通して自分は自分としてどうありたいのか、どうなっていきたいのかを真剣に考えました。まだ答えは出ませんがその一歩として今の自分を知る。受け入れるという事が今まで以上に出来たのではないかと思います。
これからまた会社に、家庭に身を投じていくわけですが、礼節のある態度を取り、自分を認め、相手に対して感謝の気持ちを忘れないようにしていきたいです。そして気持ちが出来事を作り出す、つまりまずは気持ちの持ち様が大切であると信じ、前向きな気持ちでいろいろな事にトライしていきたいと思えました。良い意味であれこれ考え過ぎずに、自分が出来ることを謙虚な気持ちで励んでいきたいと考えます。