体験修行の感想文・体験談
体験修行 感想文|30代
暦の上では秋といえ、日中の暑さはまだまだ厳しい日々が続いております。いかがお過ごしでしょうか。
先日のお便り有難うございました。さてこのたび、健康判定診断の第一段階である主治医の復職承諾が得られたことをご報告いたします。
主治医の先生からは「それだけしっかりと話すことができれば大丈夫でしょう。」とのお言葉をいだきました。
修行体験を受けさせていだいてから、顔つきや雰囲気が変わったのか、今まで避けられていた低中学年子どもたちから「一緒に遊ぼう」と誘われることが多くなりました。大きな声を出したり、感情にまかせて怒ることや威圧することもありません。
そして、周りの目ばかり気にして、自己中心的な自分と向き合うこともでき、反省し懺悔することもできました。今回第一段階を通過できたことは、校長をはじめとする多くの方々のご協力のおかげで成り立ったものであると感謝しております。
高尾住職の仰るとおり、顔つきが変わっていたようです。その中でも今回の修業体験という貴重な場を提供してくださった高尾先生に感謝申し上げます。
水行、お百度参りなどで弱い自分自身と向き合うだけでなく、自分自身にとってずっと重荷になっていた「父親に対する復讐心」を捨て去ることができ、とても感謝しております。今「許す」ことの大切さひしひしと感じております。
そして、前向きに自分の人生を生きていくことの大切さ、ありがたさ、楽しさを、かみしめながら毎日を過ごしております。以前までの私は「生きていてもしかたない」、「生きていて申し訳ない」、「はやく死にたい」と考えていました。
今は「生きているのではなく、生かされているのだ」、「今日も生かされていることがありがたい」と思えます。今まで面倒なことや苦しいと思ったことも、自分を育てくれる機会だと受け入れることが、できるようになりました。
現在は、体験修行で習った般若心経を唱えたり、呼吸法や声を出し、瞑想など自分自身できることを行ないながら、自分を見つめ、一日の始まりには、活を入れ、終わりにはリラックスする時間を設けています。私の一日の中で、もっとも貴重な時間となっています。
焦らずしっかりと訓練を実行し、適度な自身を持って精進して参りたいと思います。
毎日お忙しいことと思いますが、どうぞご自愛くださいますようお祈り申し上げます。