体験修行の感想文・体験談
20代 体験修行 女性
一泊二日、お寺で修行をさせていただいて、これまでの生活や学んだことを振り返るきっかけになりました。
今年の四月から、社会人になり小学校の先生をしていますが、この一学期は、何事も初めてで、やりがいを感じながらも本当に苦しかったのが本音です。夏休みに入り、仕事に余裕ができると「子ども達の為に何ができたのか」担任としての反省点は多く、改善するという向上心を修行を通してさらに与えてもらいました。礼儀の大切さも、分かっているつもりでも、大切さを丁寧に教えていただくと、大切さの意味を理解し自ら取り組もうという気にもなりました。子どもに対しても「あいさつをしなさい」と言うだけでなく、なぜ大切なのかを伝えながら、自主的に行動する子どもを育てたいと思います。
滝行では、仲間の頑張りを見て、頑張ろうという前向きな気持ちになれたり、応援されることでこれまで以上の自分の力を出せたり中高生時代の部活動がなつかしくなりました。また、それぞれの想いや考え、悩みを持った方が、何かを変えようとして参加しているのだなと思い、自分だけではなく他の人もいろいろなことを抱えて生きているんだなと、心強くなりました。現代社会にはおいても、孤独を感じている人が増えているように感じます。
学級をもつ私にとって、クラスに一人でもそのような思いをする子どもがいないように、中高生時代での部活動や滝行をしたからこそ子どもに伝えられることもあると思います。今回の修行で感じたことを、そのままにせず、次は教育現場の子ども達に伝えていきたいと思います。
講話でもおっしゃっていたように、ポジティブ思考、向上心はとても大切だと思います。私自身も大切にしている生き方です。生まれつきそのような思考ですが「ことだま」本当にあるなと思えました。「できる」と思い続ければ、何でもできるし、そのように思える自分は、普通だけど最強なんだなぁと自信がつきました。本当に、周りの友達や上司には恵まれており、孤独とおもうどころか、やっていること目指していることが違えど、高め合える存在で感謝の気持ちでいっぱいです。その感謝も気持ちだけでなく、言葉や行動でさらに相手に伝えていきたいと思います。この修行を通して、自分を振り返るきっかけになっただけでなく、初めての経験をしたことによる新しい考え、感情、自分にも出会うことができたと思います。
一泊二日という短い時間でしたが、ありがとうございました。