小学生・中学生 不登校修行体験の感想文
10代 体験修行 男子
今回の体験修行を通して人間として成長した気がした。
食事の前に「食前の言葉」、後に「食後の言葉」を唱えることで当たり前であった食事のありがたさを感じることが出来た。片付けが終わった後にも終了したことを伝える言葉を言ったことで、行動のメリハリがついて良かった。
滝行では精神力を高めることが出来た。滝のそばまで歩いて行き、滝を目の前にした時は
簡単に耐えられるのではないかと感じた。しかし実際に滝に入ってみると、水の勢いが強く押しつぶれそうだった。水に負けないようにと最初は戦っていたが、心を落ち着かせることを意識したら少しだけ苦しさがなくなった。滝から出てみると、心がすっきりしたような感覚だった。これは普段の生活の中では味わったことのない感覚でもあった。
写経は筆の扱いの難しさと感情の調節を学んだ。筆を持つのは中学生ぶりということもあり、基本的な「とめ、はね、はらい」でさえ苦戦した。感情が乱れると字も乱れ始めた。できる限り平常心で集中して写経するようにした。写しているにもかかわらず、見本とは異なる作品になってしまったため練習が必要だと感じた。
今回の体験修行で一番好きだったものが瞑想だった。目をつむり呼吸に意識を向けることで心が落ち着き、リラックスすることが出来た。これからは朝に一度やり、心を落ち着かせてから学校に行きたいと思う。