小学生・中学生 不登校修行体験の感想文
体験修行 感想文|10代 少年
僕はいつも一人で、友達がいない生活を続けていました。でも、天光寺で聞いた話しでは、待つのではなく自分から入っていく積極性を持つことで、友達もでき楽しい生活が感じられると聞きました。
初めのうちは登校していた学校ですが、中ほどから授業も面白くなくなり、何を話しているのか分からないとこなどもあって、一段と学校に行きたくなくなりました。
親には、学校に行くと言って家から離れた公園や河原で時間を過ごしたり、腹がすけば弁当を食べて家に帰るといった生活をしていましたが、すぐに学校から自宅に先生が来て学校に行ってないことが、両親に分かってしまいました。父親からも母親からも怒られ、学校の先生からも怒られました。怒られると学校に行きたくなくなり、おばあさんの家に逃げ込んだこともありました。
天光寺に入れられたのは、学校の先生からの両親へのアドバイスから、両親が決めた不登校児の僕を家庭でない寺で修行することで、立ち直られると言ったことからと住職から聞きました。お寺には、テレビもラジオも新聞もマンガもゲームも無く、携帯電話やゲームは取り上げられ、甘いお菓子やチョコレートも食べれない所でした。
街中でなく、人が住んでいない山奥のお寺なので、夜は真っ暗でけものの声しか聞こえてこないところだったので、初めのころはなかなか寝れませんでした。食事も葉っぱばかりのおかずにご飯とスープだけで、肉や魚などは食べられない料理ばかりで、お腹が毎日空きました。学校に行かないだけで、山奥の寺で修行という泊り込みを4週間続けました。
修行先では、僕と同じような生徒や児童もいて、大人でも何人もの年長の人がいました。みんなそれぞれに修行していましたが、同じことを一緒にしたりもしました。お経や写経や瞑想や法話では、難しいことがいっぱいあり大変でした。滝行では、初めのお百度参りで疲れ、滝の冷水では死んでしまうのかと初めての経験をしました。
僕は学校より何かの仕事をしたいので、住職からは仕事をする前に勉強しないと仕事ができませんと言われ、少し悩みましたが住職の話を聞いていると、そうなのかと分かりました。
早く仕事をしたいので、学校に行ってがんばりたいです。