小学生・中学生 不登校修行体験の感想文
不登校・引きこもり 感想文|10代 男性
わたしは中学2年生です。学校は友達も少ないし、だんだん行けなくなりました。授業もおもしろくなくて、小学校とちがって一気に難しくなりました。数学とかさっぱりわかりません。毎日ひまなのでテレビを見たり、公園に行ったりしていました。学校に行かずに早く働きたいと思いましたが、中学生だとバイト先も見つかりません。
ある日、お母さんに話があると言われて、どうせ学校に行ってないことで説教されるんだろうと思いました。お母さんは寺修行の話をして、毎日家にいてもひまだろうから、行ってみなさいと言いました。
不安もありましたが、寺修行はちょっとおもしろそうだったので、行くことにしました。寺に行って、すぐに後悔しました。寺修行はものすごく大変で、こんなにまで疲れるなんて思っていなかったです。ふだん全然運動しないので、修行で毎日へとへとになりました。修行は運動部に入るよりも大変だと思います。あとお菓子が食べられないのが、わたしにとっては辛かったです。家にはいつもお菓子がありました。ご飯はおいしかったので、ご飯の時間だけが楽しみでした。修行は挨拶や作法も厳しくて、軍隊に入ったみたいだと思いました。
寺で生活するうち、家が恋しくなりました。お父さんやお母さんや飼っている犬に会いたくなって、少し泣いてしまったこともあります。修行生活が終わって家に帰れる日が来て、本当にうれしいです。
これからはもうちょっと積極的にみんなに話しかけて、友達を増やしていけたらと思っています。住職さんにアドバイスをもらったようにがんばりたいです。あと少しは家の手伝いもしたいなと思います。この2週間ありがとうございました。