小学生・中学生 不登校修行体験の感想文
不登校・引きこもり 感想文|10代 男性
5年生になったときにクラス替えがあって、新しいクラスになじめなくて学校に行きづらくなりました。担任の男の先生も苦手で、前の女の先生のクラスになりたかったです。授業もつまらないし、学校もおもしろくないし、学校に行くふりをして外をぶらぶらしていました。
でも学校から家に電話がかかってきて、学校に行かなかったことがばれて、親にすごく怒られました。それから1ヶ月くらい学校に行ったり行かなかったりしていたら、ある日親に寺で修業してみるかと言われました。
お寺とか修行とか、正直必要がないと思いました。将来お坊さんになるわけでもありません。最初は行きたくなかったけど、学校に行くよりいいかと思い直して行くことにしました。お寺は山奥にあって、空気がひんやりとしていて新鮮でした。ぼくの家はまわりはマンションばかりなので、たまにはこういうところで生活するのもいいかなと思いました。
修行は大変で、すごくしんどかったです。1日目から早く帰りたくなりました。修行だけじゃなく、掃除や食事の片づけもみんなで協力してやりました。ぼくは掃除や食事の準備、片づけはほとんどやったことがありません。お母さんが毎日家族のためにがんばってくれていたんだなと思いました。
高校生のお兄さんもいて、掃除の仕方や寺のルールについて教えてくれました。親切にしてくれてうれしかったですが、ぼくより早く帰っていったので寂しかったです。お寺では早く帰りたいと思いながら過ごしていましたが、最終日は帰るのが少し寂しくなりました。ぼくは寺の修行で、根性がついたと思います。これだけ根性が身についたのだから、学校も少し嫌でも行けるかな?と思いました。