天光寺ブログ
写経の心
写経は平安時代ごろから修行の為や、病気平癒、先祖供養など祈りや願いを目的にした個人的写経が始められたようです。
多くの人の信仰生活に心のやすらぎを与える糧となってきました。
それは身と心を調えて行う写経の心が、そのまま仏さまの教えの心に通うからにほかならないのです。
そしてこの写経の心は、時代を越えて、道を求むる人にとって大きな心の支えとなりました。
現代に生きる私たちは、写経によって静かに落ち着いた時間を大切にするとともに、祈りや願いを生活の中に活かしていく一つの証としたいものです。
『般若心経』は短い経典でありますが仏法の大意が述べられており、書きやすいお経をお勧めします。
留意すること
姿勢は肩に力を入れず、緊張のない自分のもっとも美しい自然体で行います。