天光寺ブログ
仏教修行について
仏道修行とは。
仏教修行は過酷である、なぜ過酷なものがあるのか、、、なぜそれほどまでに過酷・壮絶なまでの修行を行わないといけないのか、、、。
行を行うものは、厳しいなど小賢しい問いかけは、頭には入らない。理屈を超えた尊いもの魂がそこにはある。
天台宗の行は9日間にわたって飲まず食わず眠らず横たわらずの行を行う。
これと同様、仏教の修行には、命がけのものがたくさんある。
あまりの過酷な内容に命を落としたもの、精神に破綻をきたした者は数知れない。
そうして行を成就したとき、彼は人間であって、同時に人間を超えた何者かに代わっている。われわれには、知ることのできない世界に入り、学問知識では知りえない智慧と力をつけてわれわれの暮らす俗世界に還ってくる。
仏教修行者が修める修行を、仏教では「戒」・「定」・「慧」の三学と呼ぶ。
「慧」(え)とは、学問知識による知恵ではない。徹頭徹尾、実践によって把持され、体得された体験智なのだ。