体験修行の感想文・体験談
体験修行 感想文|男性
私は8月4日(火)から修行に来て早々3週間が過ぎました。不安を持ちながら修行に来たのを今でも覚えております。家族に勧めれれて、自分自身が真人間になって欲しいという事で、自分も真人間になりたい思い、決意しました。
その間にいろいろな人間との出会いがありました。他の人は一泊や二泊で帰ってしまうため、寂しさも感じました。
一日一日が早く終わったり、短く終わったり感じました。初めての体験となった滝行、川行。滝に初めて入った時は、初めての事もあり、声がつまり、息ができませんでした。滝や川は初めて入った時は冷たく感じましたが、慣れてくる内にあたたかくなり、気持ち良くなりました。
新聞やテレビが無い為、今、世間がどうなっているか分からず、断っていました。一緒に修行している仲間に話の種として「世間がどうなっている?」などと聞いていたりしていました。食事は、肉や魚が出ないのが寂しいですが、これも修行の一つとして、おいしく頂いております。
一日のスケジュールは朝六時に起床して六時半から約2時間掃除をします。掃除をしていると、気持ちも良くなるし、自分の中の悪い部分を掃除した気持ちになり、いいと思います。
その後、朝食。後は声出しの練習、滝、川行。
この3週間で自分自身が落ち着いてきたかなって思います。今までの自分は、何も出来ずに、なまっていました。時には帰ってしまいたいという気持ちもありましたが、そんな事を思っているようでは、人間にはなれないと言い聞かせて今も頑張っています。毎日、声出しをしているせいか、声が枯れて出ない時があります。喉から出すのではなく、腹から出すみたいです。修行中も、時々家族の事を考える時があります。皆、今どうしてるかなとか、頑張ってるかな等、時々さびしくなる時があります。
修行初日に、先生に合掌してもらいました。約2時間くらい話を聞いて修行しました。3日に一回位、先生の法話があります。約1時間位ですが、話を聞いていると自分の為になる事ばかりです。時々、眠くなる時がありますが、修行の一つとして頑張っています。この文章を書いている今も、自分自身が何が足りないか、どうすれば真人間になるかを考えています。自分で言うのも何だが、この3週間で、少しずつ集中力がついてきたと思います。
残り約2週間残っています。トータルすると一カ月少々です。他の修行に来ている人からも「一か月以上もいるなんて素晴らしいですね」と励ましの言葉を頂きます。嬉しくなり、良かったなと思う時があります。一日でも早く真面目になり、帰ってから家族などに自分自身が成長した姿を見せてあげたいです。初めて東京に来たという事もあり、別の意味でいい経験になったと思います。
あと、約二週間、もう少し、精一杯頑張っていきたいと思います。