企業研修の感想文・体験談
企業研修 20代 女性
私は今回の研修合宿で、様々な経験をし、多くの学びと発見がありました。
一つ目は「大きな声を出すことの大切さ」です。天光寺に到着してからすぐに、自己紹介をしていき、声の小さい人は、大きい声が出るまで何度もやり直しました。
最初は、恥ずかしい気持ちや、緊張がありましたが、大きな声を出すと目が輝き、誠意がより伝わるということを意識し、心を込めて自己紹介をしました。
二つ目は、「集中力を養うこと」です。
お経を唱えている間や、写経の間など、長時間に渡って同じ姿勢でいることの辛さを何度も経験しました。
最初は、自分の身体の痛みばかりを考えてしまい、全く集中できませんでした。
しかし、修行を経験していく中で、今、自分の目の前のことだけに意識を向けることにより、お経を唱えたり、写経を書くのが、少しだけ楽しく感じられるようになりました。
これから仕事をしていくなかで、集中力は必要になるので、今回の研修合宿で学べたのは、とても良かったと思いました。
三つ目は、「忍耐力をつけること」です。
特に二日目は、お百度参りでは、はだしでアスファルトの上を走ったため、周りの人となかなかペースが合わず、苦しかったです。
三禮は、今回の研修合宿の中で最も辛く、何度も辞めようと思いました。
そんな時に隣を見ると、頑張っている同期の仲間がたくさんいて、自分も途中で諦めたくないと励まされました。
一人だったら絶対に最後までやり遂げことはできなかったので、みんなと一緒に参加することができて、本当によかったと思いました。
四つ目は「団結力と協調性です」です。
正直、入社したばかりで同期の人たちのことをよく知らないまま、二泊三日を一緒に過ごすのは、少し勇気がいりました。それでも、食事の準備や後片付け、掃除を全員で行うことで、協調性を学ぶことができたと感じました。
また、滝行に参加することができなかった人たちも、参加している仲間を全力で応援していました。
この三日間で、三十一人の団結力が深まったと思います。
五つ目は、「日々の食事のありがたみを知ること」です。
精進料理も美味しいのですが、自分の好きなものを選んで食べることができないのは、想像以上に辛かったです。
それと同時に、普段どれだけぜいたくで、偏った食事をしていたのか、という部分が見えてきました。
さらに、いつも何気なく言っていた「いただきます」と「ごちそうさま」の意味を深く知ることができ、普段の生活に戻ってからの食事でも、今回の研修を思い出し、食事ができることに感謝して、しっかりあいさつをしていきたいです。
今回の研修合宿に参加させてもらい、辛いこと、苦しいことがたくさんあったけれど、みんなと一緒に参加することができて、本当に良かったと思える三日間になりました。
この合宿で学んだことは、これからの自分の力になると信じて、社会人として仕事に取り組んでいきたいです。
天光寺の方や参加させてもらった上司の方にも感謝しています。
三日間ありがとうございました。