体験修行の感想文・体験談
体験修行 滝行 宿坊 20代男性
私が今回お世話になりましたのは、滝行を体験してみたかったことと、仕事柄自分の意志をあまり発言できなかったことの弱い意志を克服したいからでした。
まず仕事の話からですが、金融機関人としてお客様第一の接客を心掛けています。
しかし、上司からすると、「回転を上げるために時間を短縮して仕事しろ」と毎回のようにいわれます。そこで私も何か一言意見を言えばいい事なのにそれを溜め込んでしまう意志の弱さがあるのだと思います。それを、今回一緒に来た人達に相談したところ天光寺さんに行ってみようとなったのです。
実際に天光寺さんを訪れてみて驚いたことは、「これまで当たり前に行ってることに感謝を表す」ということでした。
私は普段ご飯を食べる際に「いただきます」という言葉を使っていますが、一人でご飯を食べる時には何も言わず食べている自分に恥ずかしさを覚えました。
私は自分一人だけでは生きていけないのを分かっているにもかかわらず、他人が一生懸命作ってくれていることに「食前の言葉」で気付かされました。
また、お百度参りや滝行、朝と夜の一日の始まりと終わりのあいさつにも初心に戻ることの大切さを学んだと思います。
これは、滝行を行っている際に山の神様や水の神様にごあいさつすること、また大切さ、
「南無大師遍照金剛」を唱えることで、無事に何事もなく帰って来ることができました。
本当に大切なことでした。
これは自宅で家から会社へ出掛ける時や、遊びに行く時にも両親に報告する意味で「行ってきます」「ただいま」の大切さに気が付きました。
自分が今こうして健康でいられるのも両親のおかげであります。
今までは親子同士なんだから言わなくてもいいと思っていましたが、今回ありがたい教えの中で、気付いたことをこれからは実践していきます。
私が仕事で変わるために大切なことは「自分自身の今までの考え方」に依存するのではなく、「自分を知る」ことの大切さも学びました。
そのためにはまず、自分自身を愛してみることから始めたいと思います。
自分自身を考えが通らないから意見を出しても意味がないというこれまでの考え方は辞めて、新しい自分になるために、自分をもう一度しっかりと見つめ直し、今度の仕事に活かしていきたいと本当に思いました。
滝行についてですが、以前から動画や友人の体験などを聞いていたこともあり、正直なことを言うと、「かなりなめてかかって」きました。
実際に滝行の姿に着替えて滝に入ってみると、始まる前に「30分位余裕ですよ」と言っていた自分が恥ずかしいです。
今回は一分と数秒でしたので、またの機会があれば、今度は3分を目指したいと思います。
先生がおっしゃられていた「水と対立してはダメ」という言葉が分かりました。わたしの場合は、なめてかかってしまったということもあり、その時点で自分の考えが甘かったことに気が付きました。
今度はこういった自分も直していきたいです。
またこれら以外にも「仏前勤行集」や「瞑想」、「写経」などを行うことで気持ちを落ち着かせることも出来ました。
瞑想は自分の家でも行うことができるので、継続していきたいとおもいました。
料理にもすごく驚きました。自分の想像で料理はそれほど良い物はないだろうと思っていましたが、先生が全部作ってくれているという事にもびっくりしましたし、何より味がすごく美味しかったです。
色々な事をしてきた先生だからこそ、出来る事であり先生が正直うらやましくなりました。
またの機会がありましたら、もっと色々なお料理を食べてみたいです。
今回天光寺さんで一泊二日の修行をすることができ、自分の人生においてかなり良い結果となりました。
繰り返しになってしまいますが、一つ一つのあいさつの大切さが印象的でした。
これからの長い人生の中でもっともっと自分を好きになりたいと思いましたし、そうした人生にしたいとも思いました。
今から急には出来ないかもしれませんが、少しづつ今回の体験を活かしていきたいでし。
今度は少しでも変わった自分の姿を見てもらいたいので、また天光寺さんにお世話になりたいと思います。