体験修行の感想文・体験談
体験修行 感想文|40代 女性
10年前にうつ病を発症しました。
原因は離婚後に発覚した、元旦那の子供への虐待。
酒吞みで、私や物を壊すことは度々ありましたが、
子供には暴力は振わないと思っていたので、この事実を知った時は
心が一気に叩き潰されました。
その当時は、仕事をしない元旦那に代わり3つ仕事を掛け持ちしていて
どうしても、子供を元旦那に預けるしかなかったのです。
今思えば、子供たちの為にと、良くなるはずも無い元旦那に「いつかは。。。」と改心
してくれること願いながら生活しましたが、どんどん生活が困窮していき
元旦那との結婚生活に終止符を打ちました。
資格を取り、その資格で就職が決まり子供たちと3人で新しい生活をスタートして
間もない頃。。二番目の行動に異変があり気になっていきました。
仕事で、偶然に「子供支援センター」に立ち寄る機会があり掲示板を眺めていると
職員の方から声をかけてもらいました。世間話、離婚の事。子供の気になる事を
話したら「一度つれておいで。」と言われたのが発覚するきっかけになっていきました。
事実を知って心が裂けたのを感じながら、頑張って仕事を続けましたが、膀胱炎で一ヶ月
寝てしまい、そのままうつ病が重くなりました。
当時子供は6歳と7歳子供を守らなければ。育てなければ。と思えば思うほど悪くなり
何故、気づかなかったのかと自分を責め、最後は死んでしまおうかという言葉がよぎる
そんな生活を10年していました。
ある日、友人から滝行が出来るお寺があるよ。と教えてもらったのが天光寺でした。
気持ちが向くまで中々申し込めずにいましたが,意を決し申し込みました。
当日は気持ちが追いつかず嫌々きました。ご住職が沢山お話してくれました。
自分の心を強く持ちなさい。といわれました。初めは、それが出来たら苦労は無い!と
腹の中で思いましたが、この思いは帰りには無くなる事になりました。
話すのも嫌なのに発声法や挨拶を教わりました。
滝行は全身が縮むどと冷たく痛かった。でも、自然に囲まれ清らかな水に入り
清清しく感じました。
そして、写経。何年ぶりにこんなに文字を書いただろうか。
住職の手料理も戴きました。
ふと、こんな美味しい手料理を私はいつ頃子供に食べさせていたのだろうか?
こんな穏やかな気持ちになったのは何年ぶりだろうか?色々な感情がどんどん出てくる。
広いお部屋で就寝。とっても静かでした。
翌日は、瞑想。住職の「心を強く持ちなさい。」と言われたのが過ぎりました。
その時に、私の心は弱いのか?私は病気に負けているのか?
病気にしているのは自分なのか?と自問自答していました。
傷ついているのは私ではなく子供たちだ。と気づきました。
そんな、単純な事に気がつかなかったのです。
先に、書いたとおりこれまでの私は何かというと「そんな事が出来ていたら。」と
言い訳をしていた事にも気づかされました。
本当に、来て良かった。
まだまだ完治は先ですが、自分の心を強くもって行ける様に努力していきます。
教えてくれた友人。
ご住職、スタッフの皆さん。本当にありがとうございました。